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国交省・国総研に多面立体4K VRシステムを納入

お知らせ

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2021/07/16

Christie(クリスティ)ブランドの4K VRシステム『HoloStage』で
国土交通省が加速させる「インフラ分野のDX推進」を強力に支援

ウシオエンターテインメントホールディングス株式会社(東京都中央区/代表取締役:牛尾 志朗)の子会社であるウシオライティング株式会社(東京都中央区 / 代表取締役社長:小田 聰樹、以下「ウシオライティング」)は、Christie(クリスティ)ブランドの多面立体4K VRシステム『HoloStage(ホロステージ)』を、国土交通省 国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市、以下「国交省」、「国総研」)に納入し、国交省が積極的に取り組む「インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進」において、なかでもCIM※1モデルの立体可視化を強力に支援します。

国交省では、インフラ分野でもデータとデジタル技術を活用して、国民のニーズをもとに、社会資本や公共サービスを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、建設業や国交省の文化風土働き方も変革させています。そのなかで、インフラへの理解を促進、安全安心で豊かな生活を実現すべく「インフラ分野のDX推進」に取り組んでいます。
そのための1ツールとして、このたびウシオライティングは国総研に、HoloStageを納入しました。
VRによってインフラ構造物、道路交通をはじめとするCIMモデルを立体可視化することで、設計、施工と維持管理に関する実験、技術開発や検証などがリアルな環境下で行えます。

HoloStageは、VR映像を4K解像度による高精細画質で再現、広い視野角で深い没入感が得られます。
特に、「3Dメガネ」を装着するだけで、VR環境に没入できることがポイントであるといえます。
国総研で使用されるシステムは、
①スクリーン:4,361(W) x 2,300(H)mm x 4面(正面、床、右側面、左側面)
➁プロジェクター:Christie Mirage 304K(高輝度、4K解像度、3D対応プロジェクター) x 4台

で構成され、「モーショントラッキングシステム」、「3Dメガネ」によって、投影するイメージを立体可視化しています。 

※1:CIM(Construction Information Modeling, Management)とは、調査計画設計段階からCIMモデル(対象の形状に関する「3 次元モデル」と「属性情報」を組み合わせたもの)を導入し、その後の施工、維持管理の各段階においても、情報を充実させながら活用すること。あわせて事業全体にわたる関係者間で情報を共有することにより、一連の生産管理システムにおける受発注者双方の業務効率化高度化を図ることができる。

本案件は、株式会社フォーラムエイト(東京都港区/代表取締役社長:伊藤 裕二)が主契約者としてシステム一式を納品、施工しました。ウシオは、国総研が理想とするクオリティの没入型立体視映像を現実のものにするため、前述のハード、ソフトを納入しました。

今回の納入にあたって、国総研(担当:企画課)からは、「仮想空間上でリアリティのあるドライブシミュレーションや無人化施工実験を実施可能とするための各種BIM/CIMモデルを取り扱うことができる高性能なソフトウェアと連携の上で、出力される映像信号を劣化なく取り扱える3Dプロジェクターを納入すること」との仕様が求められていました。
納入したHoloStageはこの仕様を満たすものであり、大がかりな現場実験を必要とせず、VR空間内で状況を共有しながらリアリティのあるシミュレーションが行える点で優れているといえます。

採用されたプロジェクターは、「Christie Mirage 304K」(4台)。3D対応、立体映像がシネマ4K解像度で表示できる、30,000ルーメン高輝度モデルです。
Christie独自のTruLifeエレクトロニクス技術の搭載により、没入型3D環境において優れた画質と色の再現性を提供します。加えて、最大1.2ギガピクセル/秒の映像データ処理が行えるので、リアルかつ迫真のビジュアルを映しだせます。
さらに、あらゆる方向での設置、操作を可能にした設計と軽量コンパクトなデザインが使用上での柔軟性を高めます。これに、①組み込みのワープブレンディング、➁近距離無線通信の監視、③わかりやすいプレビュー画面などのユーザーフレンドリーな機能を併せて、没入型3Dビジュアライゼーションを実現します。



    
写真左から、国総研旭庁舎全景、ドライビングシミュレータとしての使用例

HoloStageの拡張性について

HoloStageは、別途、Christie Viewと組み合わせることで、240Hzの出力が可能なVRシステムとして構築することができます。
60Hzごとに4枚の異なる映像を同時に出せるので、2Dであれば4人に、3Dなら2名に映像を同時提供できます。
これまでは、メガネを装着した被験者1人に向けた映像であり、他の人は歪んだ映像を見るしかなかったものを、本システムによって、『2名同時、同一空間で、それぞれのメガネによるヘッドトラッキング視点』で立体視VR体験ができるようになります。

案件情報

施主:国土交通省 国土技術政策総合研究所
主契約者:株式会社フォーラムエイト
HoloStage納入:ウシオライティング株式会社

News Release

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