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エフェクトオフセット(ずらし)用マクロテンプレート

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Tips HOGコンソールの使用法ヒント
2016/10/26
セブンイレブンのコーヒーを牛乳で割って楽しんでいる佐藤です。こんにちは。

※ 今回は少々長いので、お時間のある時にご覧ください。中級者以上向けです。

先週はLDIでHog4 OSの次期最新バージョンがプレビュー公開されました。カラーミキシングに大幅な改良が入ったり、プロットのアイコンが丸だけではなく選択できるようになったり、さらにエフェクトにも念願の改良が加わるようで、リリースが待ち遠しいですね。

さて、昨年公開したエフェクトパレットのテンプレートは多くの方にお使い頂いているようで、ありがとうございます。そこで、今回は第二弾としてキーストロークマクロとエフェクトパレットを組み合わせて使用するテンプレートのショーファイルを作成してみました。以下の手順で自分のショーファイルにパレットを取り込んでご利用ください。

テンプレート入りショーファイルのダウンロードはこちら(対応バージョンv3.2.0~v3.5.1)

テンプレート入りショーファイルのダウンロードはこちら(対応バージョン v3.6.0以上) ※キーストロークマクロを修正。(2017/8/23追記)

※ すべてのフィクスチャーでの動作を保証するものではありません

※ ダウンロードしたファイルはUSBメモリに入れてコンソールに挿してください。

① [Setup]→{Shows}
macro01 macro02

② 「Show Manager」ウィンドウで{Current Show}→{Merge Show}
macro03

③ Merge Showウィザードが開始されます。{Next}を押して進みます。
macro04

④ USBメモリに入っているダウンロードしたショーファイルを選択して{Next}を押します。
macro05

⑤ 「Type Merge」は何も選択せずに{Next}を押します。
macro06

⑥ {Merge Fixtures}にチェックを入れて{Append}を選択。{Next}を押します。
macro07

⑦ 続く「User Kind Merge」と「Group Merge」はチェックを入れずに{Next}を押します。

⑧ {Merge Palettes}にチェックを入れます。{Append}を選択してから{Effect}タブに切り替えます。一覧から1~30の選択を解除します。(青反転を無くす) {Next}を押します。
macro10

⑨ 続く「Plot Merge」「Culist Merege」「Scene Merge」「Page Merege」はいずれもチェックを入れずに{Next}を押します。

⑩ {Merge Macros}にチェックを入れて{Append}を選択。{Next}を押します。
macro15

⑪ 「View Merge」はチェックを入れずに{Next}を押します。

⑫ 「Report Query Merge」はチェックを入れずに{Finish}を押します。
macro17

⑬ パレットの追加が終わると最後に「Merge Finished」と表示されるので、{OK}を押してウィンドウを閉じます。
macro18

これで以下の通りマクロとエフェクトパレットが追加されます。
macro19 macro20

最後にテンプレートパレット作成のために使用した以下のフィクスチャーを「Fixture Window」で選択して、{Remove}ボタンを押して削除してください。(既にRGB + Whiteがパッチされているショーファイルだった場合は、最後に追加されたフィクスチャーを削除してください。)
macro21

>,>,基本的な使用法

  1. フィクスチャー選択

  2. エフェクトパレット選択

  3. 2で選択したエフェクトに応じたマクロパレットを選択(Macro Directoryの左上にある{Guard}はOFFにしてください)

  4. マクロが実行されて自動的にオフセット(ずらし)されます。この間コンソールを操作しないでください。(約2秒)


 

このマクロとエフェクトを使う場合は以下の注意書きを必ずお読みください。

  • 各エフェクトパレットとマクロパレットは色分けされています。同じ色のエフェクトとマクロの組み合わせでご使用ください。(自身でCMYを使い作成したカラーエフェクトには「その他のエフェクト」をお使いください。)
    Intensity:赤色
    Color:黄色
    Pan/Tilt:水色
    その他エフェクト:紫色

  • IntensityとColor用は1灯づつ点灯または色が変わるエフェクトです。Pan/Tiltとその他エフェクト用は均等にエフェクトをずらします。

  • カラーエフェクトで色の間でちらつきがある場合、Effect Lengthを-5~0~+5%程度で調整してください。また、Effect Rateを遅くすると目立つ場合があります。

  • カラーエフェクトはHue、Saturation、Effect Sizeを調整することでバリエーションを作ることができます。

  • マクロを適用後、IntensityとColorのエフェクトではLengthを2倍、3倍…と変えることで、2灯、3灯点きのエフェクトに変化します。(マクロの{Color Effect Offset 1:*}は除く)

  • すべてのエフェクトパレットはGlobalパレットです。IntensityまたはHue/Saturationのパラメーターがある全ての機種で使用できます。

  • [Setup]→[Prefeences]→{Sensitivity}の中にある「Parameter Wheels」の設定は中央(デフォ ルト設定)にしてください。

  • オフセットをやり直す場合は、もう一エフェクトパレット選択をして、ずらしを無くしてから再度マクロをタッチしてください。

  • エフェクトの方向を逆にするには、Effect EngineのDirectionをForwardからReverseに変えてく ださい。(ダブルクリックまたはSetキー)


 

実際に使ってみた感想をコメントにお寄せいただけると大変助かります!

最後に誰得な画像を置いておきます。マニアックな方はどうぞ~。

intensity_effect_offset_table

 

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